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医療経済の講義

今、医療サイドに求められているのは、将来の医療財政危機と医療体制崩壊を回避するための医療の無駄、守るべき医療を明らかにすることです。医療の質を維持しつつ医療体制をスリム化し、国民の命と健康をあずかる医療を死守するための方策を考え、実践しましょう。それらを実行するためにはまず医療従事者こそ医療経済学を学ぶべきではないでしょうか。ただ、ほとんどの医療従事者は経済学について学ぶ機会に恵まれていません。

経済学を知らずに医療ができるか!? 医療従事者のための医療経済学入門

康永秀生
東京大学大学院医学系研究科教授

医療経済研究機構

https://www.ihep.jp
https://www.ihep.jp
医療経済研究機構 (ihep.jp)

医療経済学会(Japan Health Economics Association)は、医療経済、医療政策及びこれに関連する諸問題の学術的研究を行うことを目的とした学際的学術団体です。医療経済学の研究者を広く糾合し、医療経済研究の活性化を図るべく、2006年6月10日に「医療経済学会」として正式に設立されました。現在、医学や経済学をバックグラウンドとする研究者の他、医療経済に関係する諸分野(社会学、経営学、政治学、工学など)の研究者が、学会誌や研究大会を通じて、積極的な交流や活動を行っています。また、学会員の学問的研究に基づく政策立案や医療現場での実践という意味でも、大きな成果を上げつつあります。大学・行政・企業などにおいて研究をおこなっている関係者の方で、設立趣意に賛同する方々の積極的な参加をお待ちしております。

医療経済学会について | 医療経済学会 (ihep.jp)


医療システムの基盤は、限られた財源と資源のもとに逼迫している。ここでは医療の「質と経済性」の可視化は大きな力を発揮する。当研究室は、医療・介護・健康の多様で巨大なデータベースを構築し発展させ解析し、質・効率・公正の可視化、研究開発、現場インタラクション、人材育成を行う。システム視点で、個人・組織・地域と国策の課題解決に向けて
〇あらゆる大規模データの集積・構築・解析、しくみ・システムの開発
〇データやエビデンスに基づく現場のマネジメントや政策の推進
〇多施設・組織、多自治体、国とのネットワークの構築・発展
を行う。
図.全国の病院、自治体からの極めて大規模な個票データベースを構築・解析し、質・経済性を評価、経営や政策形成に活用